アバウトのすすめ

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こんにちは!朝晩ずいぶん涼しくなってきました。秋の到来を感じ、喜んでいるアッキーです!

 

今回は、福沢諭吉の「学問のすすめ」に対抗し、「アバウトのすすめ」のコメントを記載したいと思います。

 

ある人が「本日の阪神/巨人戦の観客数は幾らですか?」という質問をちょうど甲子園球場で観戦に来ている二人の友人に電話で行ったとしましょう。一人は甲子園球場内の事務所まで出向いて正確に入場者数を確認して1,298人という答えの引き出し、もう一人は、球場全体を見渡した後、即答で約5万人という答えの引き出しとなったとします。それぞれが答えの引き出しに要した時間は、とてつもない差さ出ています。ここで重要なのは、このケースで正確な答えを出す必要があるかどうかということで、質問者の知りたい答えが「どれくらいの人数か?」だとしたら、概数(アバウト)で問題ないですよね!

 

8月28日付ブログでもコメントしたけど、私は以前会社に勤めていました。会社では、効率・能率重視の仕事ポリシーを持ち、「アバウトのすすめ」を座右の銘として業務をこなしていました。具体的に説明すると:

 

会社の仕事では、毎日いろいろな数字と向かい合っていますよね。電話番号、製造年月日、発売年月日、売上高、在庫数等、数え上げたら限がないほどの項目数となります。溢れかえった数字に囲まれている中で正確な数字を把握する必要のある項目が果たしてどれだけあるのでしょうか?暗証番号、電話番号、車の車番等は一桁でも違えば意味をなさなくなりますが、認識として記憶すべき数字(資本金、売上高、社員数、等)は、概数で覚えることで問題がないことが多いです。仕事において、概数での把握でよいもの、つまりアバウトでよいものはアバウトな数字で覚えるようにすれば、それだけ苦労せずに短時間で記憶できるし、誰かからの質問に対しても楽に答えることができます。換言すれば、仕事をより効率的に行うには、アバウトでよい仕事をより多く見つけ出し、アバウト化を実行することにあると考えています。

 

私生活でもアバウト効果はいろいろとあるわね!お料理のレシピなんかがそれ。レシピで〇〇グラムと表示していても、何回か経験していくうちに目分量で量を決めると、手間も時間もかからずラクチンです。また歴史の年表でも、学生時代、大化の改新が645年、コロンブスのアメリカ大陸発見が1492年と覚えましたが、それぞれ「7世紀半ば」「1500年の少し前」のような覚え方をしてもあまり問題は起こらないと思います。むしろ、正確な数字で発生年を覚えると「木を見て森を見ず」の状態に陥りやすいので、アバウトでの捉え方をして大局観を養う方が実践的だと思っています。

 

次回をお楽しみに! ♡♡アッキー♡♡